ポルトガル・ロマネスクとサンティヤゴ大聖堂の旅|池田健二氏同行

目次

旅の概要

旅行期間:2024年11月11日(月)~11月19日(火)9日間

旅行代金:¥785,000  (すべて一人部屋使用)

※燃油サーチャージ、成田施設利用料・現地空港税・国際観光旅客税等 計 100,300 円は旅行代金に含まれ
ません。(7 月 29 日現在)

※ビジネスクラス追加代金:¥580,000

食事:朝食7回 昼食6回 夕食4回付

利用予定航空会社:KLM オランダ航空

定員:12名様 (満員になり次第締め切ります)

添乗員は成田空港より同行します。

旅行企画・実施:テクニカルコミュニケーションズ・インテリジェントジャパン株式会社

観光庁長官登録旅行業第1139号  JATA 正会員 〒105-0001 東京都港区虎ノ門1-1-20

受託販売:株式会社グローバル研修企画 https://hgkk.co.jp

東京都知事登録旅行業3-5710 総合旅行業取扱管理者:小林 均 

〒107-0051 東京都港区元赤坂1-1-8コミュニティビル9階

TEL:03-6447-4010 FAX:03-6804-5815 E-mail:info@hgkk.co.jp

担当:鹿野眞澄/江原紗織

同行講師 池田健二氏より旅のご案内

ヨーロッパの西端にあるポルトガルは、アジアの東端にある日本にとって、遠くて近い
国です。15世紀に大西洋に乗り出したこの国の人々は、アフリカの南端を回り、インド洋
を越えて、ついには日本にたどり着きます。そしてあの南蛮文化をもたらしたのでした。
ポルトガル人の大いなる勇気と揺るがぬ意思が、遠く離れた二つの国を結びつけたのです。
ポルトガルの名がどこか懐かしく響くのは、こうした遠い日の記憶のためかもしれません。
秋の旅は、ファドの調べを道づれに、まずポルトガルのロマネスクを巡ります。
ポルトガルはロマネスクと共に生まれました。11世紀末、ブルゴーニュの貴族アンリは、
レコンキスタに参加してカスティーリャ王を助け、その褒美に王女タレハとの結婚を許さ
れます。タレハはドゥロ川とミーニョ川の間に広がる伯領を持参金としたため、アンリは
ポルトガル伯の地位を得ました。その息子アフォンソは、1139年にカスティーリャ王との
封建関係を断ち、あらたにポルトガル王アフォンソ1世を名乗ります。新王は南に向けて
のレコンキスタを再開し、1147年にはリスボンを奪回しました。ブルゴーニュ家の伯や王
たちは、征服した都市にロマネスクの大聖堂を建設し、クリュニーやシトーの修道士を招
いて多くの修道院を創建します。また、聖地サンティヤゴ・デ・コンポステーラに巡礼し
た人々を領地に定住させ、村の教会にロマネスクの姿を与えます。リスボンやコインブラ
の堅固な大聖堂、ドゥロ河畔の浮彫に飾られた修道院教会、ポルト周辺の花崗岩の石積み
が美しい小教会は、すべてこの発展の時代の記念碑なのです。
ポルトガルの北にあるのがスペインのガリシア地方です。ロマネスクの時代、ガリシア
はポルトガルと言語や文化を共有する地域でした。そこに聖地サンティヤゴ・デ・コンポ
ステーラがあります。サンティヤゴ大聖堂はロマネスクの時代に建設された名建築です。
しかし、今世紀初頭より大規模な修復工事が行われていたため、20年にわたり観光が困難
な状況が続いていました。その工事も終了し、美しい姿を取り戻した大聖堂を今では存分
に観光することができます。あの「栄光の門」もガイド付きで公開されています。ポルト
ガルの旅の最後に、バスでコンポステーラまで移動し、サンティヤゴ大聖堂を観光します。
ポルトガル・ロマネスクとサンティヤゴ大聖堂を訪れる秋の旅、いかがでしょうか。

旅程のご案内

11月11日(月)

13時35分のオランダ航空便で成田を発ち、アムステルダムを経由してポルトへ。

22時20分にポルト国際空港に到着。すぐに空港近くのホテルに入る。 〔ポルト泊〕

11月12日(火)

ポルトを発ってコインブラに移動。

ロマネスクの旧大聖堂でポルトガルとフランスの個性が入り混じるロマネスクの建築美を楽しむ。

続いてコインブラ大学の図書館や、コメルシオ広場に残る12世紀のサンティヤゴ教会を訪問。

午後はポルトに戻り、ロマネスクの面影をとどめる大聖堂や、セドフェイタのサン・マルティン教会を見学。

夕方、ドゥロ川の岸を散策し、エッフェルが設計した鉄橋を見あげる。 〔ポルト泊〕

11月13日(水)

ドゥロ河畔のロマネスク教会を巡る一日。

まずパコ・デ・ソウサのサン・サルヴァドール教会を訪れ、扉口、柱頭、記念墓を飾る浮彫を見る。

次にタロウクエラのサンタ・マリア教会に向い、タンパンやアーチに刻まれた文様の美を楽しむ。

ペソ・ダ・レグアでの昼食後、深い谷に孤立するサン・ペドロ・デ・アグイアスの小教会を探訪し、

「神の小羊」や組紐状の十字架を刻む個性的なタンパンを見あげる。 〔ポルト泊〕

11月14日(木)

ポルトから東に向い、トラヴァンカのサン・サルヴァドール教会を訪れ、ロマネスクの建築と各所を飾る浮彫を見る。

午後はポルトガル揺籃の地、ギマランイスに入り、世界遺産となっている10世紀の城砦、

城内に残る12世紀のサン・ミケル礼拝堂、アルベルト・サンパイオ美術館を巡る。

午後はフェレイラで12世紀のサン・ペドロ教会を訪れ、扉口を縁取る浮彫、独自の構成を見せる後陣の建築美を楽しむ。

〔ポルト泊〕

11月15日(金)

ポルトを発ち、リオ・マウのサン・クリストヴァン教会でタンパンと内陣の柱頭を飾る個性的な浮彫を見る。

次にラテスのサン・ペドロ教会を訪れ、「キリストの変容」を刻むタンパンの浮彫を楽しむ。

午後はブラガの大聖堂に残る12世紀の浮彫りや宝物を見学して、

西ゴート様式のサン・フルトゥオーソ・デ・モンテリオス教会を訪ねる。
夕方、ノゲイラのサン・クラウディオ教会を見学。 〔ヴィアナ・ド・カステロ泊〕

11月16日(金)

リマ川に沿って東に向い、ブラヴァエスのサン・サルヴァドール教会を訪れ、

扉口を飾るタンパンや人物円柱の浮彫を楽しむ。

次に国境を越えてガリシアに入り、サンタ・コンバ・デ・バンデに残る西ゴート様式の小教会を訪問。

午後はサンティヤゴ・デ・コンポステーラに移動し、修復成った大聖堂の「栄光の門」をガイド付きで見学。
彫刻家マッテオによるロマネスク彫刻の世界を満喫する。 〔コンポステーラ泊〕

11月17日(日)

大聖堂での日曜のミサに参列しボタフメイロの儀式を見学。

続いて「銀細工師の門」を飾る数々のロマネスクの浮彫を読み解き、レベックを弾くダビデと対話する。

さらに大聖堂の美術館や屋根上の観光に参加。

美しい姿を取り戻した大聖堂を隅々まで丁寧に観光する。

午後は大聖堂の周辺に建ち並ぶ商店でお土産を購入。

そのあと、バスで南下し、ポルト国際空港近くのホテルに入って最後の一夜を過ごす。〔ポルト泊〕

11月18日(月)

早朝の5時、ポルト国際空港発のオランダ航空便で帰国の途に着く。

アムステルダムの空港で乗り継ぎ、成田空港に向かう。 〔機内泊〕

11月19日(火)

11時45分に成田空港に到着。

現地にて解散。

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